新たな年を迎えて
夜空を煌々と照らした月が 筑波山に沈む頃 地平線近くの雲をオレンジ色に染めて、初日が昇り始めました。 この子たちが大人になる次の時代に、私たちは何を伝えられるでしょうか。 今日は元旦、一年の計を立てる日です。
View Article木登り
我が家の東側にシンボルトリーの樫の木があります。 幹周りは2m弱、樹高は15mほどです。冬のこの時期は日の出が遅く、キッチンに立って朝食の用意をしていると、木の葉を通してこの木の方向から太陽が昇って来ます。 「あの枝がなければ日の出が見えるんだけどなぁ」 とカミさんが言うので、下枝を払うことにしました。...
View Article五浦
今日は北茨城五浦(いづら)にある岡倉天心記念五浦美術館で開催されている再興院展を見に出かけました。 陸前浜街道(国道6号)を日立から勿来関跡へ向かう道の途上にある五浦は、その地名の由来となった「小五浦」「大五浦」「椿磯」「中磯」「端磯」の五つの入江や磯、断崖などの入り組んだ地形が続く景勝地で、岡倉天心はここを日本美術院の拠点として晩年の8年間を過ごしました。...
View Article油桐花
先日ご近所のSさんにアブラギリ(油桐)の種を頂きました。実生から育てた木が何度か冬枯れをしていたのですが、昨年ようやく花が咲いて実をつけたそうです。 その貴重な種をふたつ頂きました。 アブラギリの花は台湾では油桐花(ヨゥトンファ)、別名「五月の雪(ウーユェシュェ)」とも呼ばれています。...
View Article合歓の木
カミさんがキッチンの窓の前にミモザの木を植えたいというので、今ある合歓の木を抜くことにしました。 直径1.5cm程の株立ちの幹を切り、根周りを掘って引き抜こうとしましたがビクともしません。 もうしばらく掘っていると、何と手首ほどもある太い根っこが現れました。 鍬や鋤を使って掘り進むにつれてこんなことに!...
View Article鬼餅(ムーチー)
今日1月19日は旧暦の12月8日、沖縄では家族の健康や無病息災を祈願する日として、ムーチー(鬼餅)を作って食べます。 お昼過ぎに長男のお嫁さんの実家から宅急便が届き、泡盛やサーターアンダギー等と一緒に、紫イモのムーチーが入っていました。 早速お茶と一緒に頂きました。 紫イモのほんのりとした甘みと、サンニン(月桃)の葉の独特の香りが、南国の情緒を伝えてくれます。
View Article目から鱗
毎晩寝る前に布団の中で分厚いペーパーバックを読んだからか 軽トラ一杯の樫の薪割りをしたためか 斜面のシノ竹を刈り続けたせいか はたまたギターの練習のし過ぎか これといった原因は今ひとつ良く分からないのですが、昨年末から徐々に左肘に違和感を覚え、この所左手で指板を押さえると、痛みが走ってギターを弾くことができません。...
View Article風の子
昨日から息子の家族が遊びに来ました。 朝起きると息子はゼッケンをシャツに取り付けて、夫婦仲良くマラソン大会に出かけて行きました。 初めのうち部屋の中でゲームに熱中していた子供たちも、 カミさんのツルのひと声と小春日和に誘われて庭に飛び出して 鉢植えらしきものを作ったり 棕櫚の葉を編んだり 小鳥の餌にと木の実を集めたり 工作したりと、 それぞれに工夫して遊び始めました。...
View Articleクレマチス
毎日寒い日が続きます。この時期、木々の花芽はまだ固く閉じて、じっと冬眠状態のようですが、 今朝花壇を見ると、クレマチスが竹垣に蔓を伸ばして、小さな花をたくさん付けていました。 ベルのような形をした白い花を咲かせる”ホワイトエンジェル”は中国原産で、その名もウンナンエンシス、雲南地方の名をとったのでしょうか。 彩りの少ないこの時期に、思わぬところで花を見つけると心が和みます。
View ArticlePablo Marquez ギターコンサート
今日はギター文化館にPablo Marquez さんのコンサートを聴きに行きました。 プログラムはNarvaez、Bach、Schubert、Ginastera 、それぞれルネッサンス、バロック、ロマンそして現代を代表する作曲家の作品でした。 驚いたのは音の美しさと多様性です。Robert Bouchet の流れを汲むDaniel Friederich...
View Article餌台 その後
先日作った餌台、雨叩きで餌がビショビショになったり、上空のカラスから丸見えだったりするので、屋根を付けることにしました。 カミさん、出来上がった餌台を見ていわく、 「何だか神棚みたいだわね」 ま、見た感じはともかく、米粒と万両の実を置いてみると...
View Article七輪
冬の外仕事で暖をとるために七輪を買いました。かじかんだ手を温めたり、やかんを乗せておけばいつもシュンシュンとお湯が沸いて、お茶などを頂くにも便利です。 七輪と言えば燃料は炭ですが、お正月に作った門松や、オダ掛け用に切り出した竹の余りがあったので、竹炭にして使いました。 手頃の大きさに割った竹を天日に干して乾燥し、 火消し壺はステンレスのお鍋で代用します。 目ざとく見つけたカミさんが台所の窓を開けて...
View Article冬の日光
昨日は母の七回忌の法事で、お坊さんにお経をあげて頂きました。 読経の間何となく卒塔婆を見遣り、母の戒名を忘れていた自分の親不幸に恥入りました。 法事の終わる頃から生憎小雨が降り始めましたが、大阪からやって来た兄夫婦と共にお墓を掃除して卒塔婆を添え お線香とお花を供えました。 法要の後、4人で雪の日光に出かけました。...
View Articleお雛さま
一週間ほど前、カミさんが 「明日の朝、お雛様出すの忘れないように言ってね」 と言いました。 頼まれていた私はすっかり忘れていたのですが、本人は朝起きるとそそくさと押入れから箱を取り出し、まだ蕾の固い梅の枝と、おしたしにした残りの菜花を飾り付けました。 今日見ると、梅は薄く緑がかった花を開き、菜花も鮮やかな黄色の花を付けました。...
View Article啓蟄
昨日までの冷え込みが嘘のように、今日はポカポカ陽気です。 我が家の前にある梅が一斉に咲きだしたので、午前中の庭仕事を早めに切り上げてOさんの梅畑に日向ぼっこに出かけました。 Oさんが「まほろばの里」と名付けた梅林と畑は、南に大きく開けたなだらかな斜面にあって、カミさんのお気に入りの場所のひとつです。 手籠をひとつぶら下げて 梅の木の下でお弁当を広げました。...
View Article田んぼの準備
今週、北日本は大荒れで、ひどい風雪害に見舞われました。その一方、関東以西はまるで4月から5月のような陽気が続きました。田んぼの氷も融けて土が緩んできたので、そろそろ田植えに向けての準備を始めました。 一昨日、昨日と棚田の周りに溝を掘りました。耕運機が入れるように残った水を切るためです。 風の凪いだ今日は乾いた稲わらを野焼きしました。 この暖かさで、地主さんの家の梅も満開です。...
View Article春一番の後
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、今日は気温がぐんぐんと上がりました。 ついこの間まで、針金細工のように細い幹だけだったヒュウガミズキやユキヤナギの枝に、小さな花が一杯につき、 ヒメコブシとアンズは、植えてから三回目の春を迎えて、ようやく花をつけました。 ブルーベリーやユスラウメも今年は花芽が多いようです。...
View Articleマスタークラス
今日はギター文化館で大萩康二さんのマスタークラスを受けました。受講曲は「12月の太陽」。キューバの作曲家Rey Guerraが大萩さんに献呈した曲です。 演奏を終えると、先ず曲のイメージを聞かれました。 キューバには行ったことがありませんが、南国のイメージがあります。...
View Article日がなのんびり
このところ大気が不安定で、はっきりしない天気が続いていましたが、今日はようやく晴れて風もなく穏やかな天気です。 先週末カミさんがリンスしてくれたバラ肉を取り出して タコ糸で結び 炭を熾して窯を温めたら 1時間ほど水に浸けておいた桜の枝をその上に乗せて 65~70度で約1時間半燻煙します。...
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